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H24不動産鑑定士試験(論文式)の合格発表

今日(10/19)、平成24年の不動産鑑定士試験(論文式)の合格発表がありました。

受験者は910人、合格者は104人で、合格率は昨年とほぼ同じの11.4%でした。

過去3年の論文式試験データをまとめてみました。





申込者、受験者数ともに減少傾向となっています。
もともと規模の小さい資格試験ですが、今年は受験者が1,000人を切ってしまいました。

受験者が減っている理由は、リーマンショック後の不動産不況や鑑定業界などの就職難、という理由よりは、そもそも入口の短答式試験の合格者が減っていることが大きいと思います。

※H24の論文式試験は、H22〜H24の短答式に受かった人だけが受験資格があります。短答式の合格者数は、ここ数年で約750人から約600人に減りました。

最終的な論文式の合格者は、H22以降は100人ちょっとでほぼ横ばい推移しています。
試験の運営の内容は知らないので断言できませんが、論文式は、採点基準は非公表で相対評価の試験のため、合格率ではなく、合格者数をある程度一定にコントロールしている可能性が高いです

鑑定業界としても、資格者をどんどん増やせるような景気のいい状況にないので、来年以降もこの数が大きく増える可能性は低いと思われます。

あと、注目すべきは申し込んだのに受けなかった人(棄権者)の多さです。
今年は35%以上の人が棄権していますが、ここまで棄権率が高い資格も珍しいです。

理由として考えられるのは、短答式と論文式の間の期間が短いうえ、短答式の合格を3回持ち越せるという試験制度のせいだと思われます。

試験形式も論述式のため、かなりの準備が必要で、ダメもとで「とりあえず」受けられるような代物ではありません。

特に1年目の人は、無理せずに来年に持ち越そう、という動機が働きやすく、棄権者が増える傾向があります。

<関連記事>
資格試験の棄権者は意外に多い

もう一つ、興味深いデータがあります。
不動産鑑定士試験は、年齢別の受験者数、合格者数が開示されていますが、短答式と論文式について比較してみると、ある特徴が見えます。

それは、論文式は若手と年長者で合格率に大きな差がある点です。



今年の例でいうと、論文式の全体の合格率(11.4%)に対して、30歳未満の人の合格率は21.9%とほぼ2倍、かたや40代以上の人の合格率は6.9%と低いです。

論文式は、試験範囲が民法、経済、会計とかなり広い上に、膨大な量の鑑定評価基準の暗記と、演習の処理能力やスピードが要求されるので、やはり若い方が有利であるのは否めません。

しかしながら、今年の最高齢の方は62歳、ということで、素晴らしいと思います。
ちなみに、今年の論文式の合格者の平均年齢は34.7歳でした。

見事合格された皆さん、おめでとうございました。
これから実務修習が待っていますし、事務所に転職・就職する方も多いと思いますが、ぜひ実務の世界で頑張って頂きたいと思います。



       
コメント
下山先生、はじめまして!
先生の記事が、受験生の参考になると思いましたので、自身のブログでリンクを張らせて頂きました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
  • shuji
  • 2012/10/23 12:04 AM
shujiさん、ご紹介ありがとうございます。
ブログも拝見させて頂きました。
鑑定士ブログは少ないので、実務のことなど生の声は勉強中の人にはとても有難いと思います。
またお邪魔させて頂きます。
  • shimo
  • 2012/10/23 10:15 AM
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  • 2012/11/03 5:30 PM