-->

categories

profile

ブログ内検索

archives

recommend

others

ブログパーツUL5

プライベートバンキング(PB)の認定資格が登場(下)

プライベートバンキング(PB)資格についてのエントリ(続き)です。
後半は試験内容について。

PB資格の試験内容


PBコーディネーター、プライマリーPB、シニアPBでは、下記の共通7科目が出題されます。
・RM(リレーションシップマネジメント)
・WM(ウェルスマネジメント)
・不動産
・税金
・信託、エステートプランニング
・マス富裕層
・職業倫理


「リレーションシップマネジメント」や「ウェルスマネジメント」は一般の人には聞きなれない言葉ですが、「RM」は顧客とのリレーション(=関係)構築に必要な基本的スキルを習得するもので、プライベートバンカーの基本、となる科目です。

「ウェルスマネジメント」は、顧客の資産を運用する立場から、アセットアロケーション、ポートフォリオ・マネジメントなどに関わるものが中心です。

試験時間は、問題数は各レベルによって変わります。
例えば、中級のプライマリーPBの場合、第一単位(WM)64問、第二単位(税金・不動産)65問、第三単位(RM・職業倫理・信託・マス富裕層)計71問で、単位ごとに合否判定を行います。

上級のシニアPBでは、上記7科目の単位取得(合格)に加えて、投資政策書作成の筆記試験があります。

また、最上級のエグゼクティブPBについては、投資政策書作成とプレゼンテーション、試験官との面接となっており、かなり実務色の濃い試験となります。

プライマリーPB、シニアPBについては、証券アナリストや1級FP技能士、CFP、公認会計士、税理士等は一部試験科目の免除がある予定です。

なお、資格認定後も、各種の継続教育セミナーや、スクーリングなどを受けて一定のポイントを取得することが資格更新の要件となっています。
このあたりもFPと非常によく似ています。

まとめ・感想


FP試験と内容が重なるところは多いですが、FPが広く一般顧客に対してライフプランニングを行うことを想定しているのに対して、PB資格は富裕層およびマス富裕層を顧客として、生涯・世代をこえた財産管理や資産運用・承継を念頭に置いているところが異なります。

証券アナリスト協会の資料では、金融資産3,000万円以上のアッパーマス層・富裕層世帯は全体の約2割いるとのことで、金融業界全体としてこの層へのアプローチを強めたい、という趣旨のようです。

FPの方から良く伺うところでは、保険を売る、金融商品を売る、といった具体的な商品なしで、純粋な個別相談だけで一般の個人からそれなりのフィーをもらうのはなかなか難しい面があります。

やはり、個人向けのフィービジネス、コンサルティングビジネスで稼ぐには、資産規模の大きい富裕層と、顧問のような形で長期的にお付き合いしていく、というのが一つあり得る方向です。

資格をつくって、更新と継続教育で稼ぐ、という従来型の資格ビジネスがまた出てきたか、という見方もできますが、高齢化や格差拡大の流れの中で、プチ富裕層以上に絞り込んだ切り口としては面白いと思います。

金融機関(銀行、証券、信託など)に勤務している人だけではなく、FP、税理士、会計士などの専門家にとっても要チェックの資格ではないでしょうか。

プライマリーPB、シニアPB資格は来年6月から、PBコーディネーター資格は2014年の1月から開始予定とのことです。
興味のある方は証券アナリスト協会の下記ページに詳細な試験制度やスタディガイドが載っていますので、ご覧ください。

日本証券アナリスト協会 プライベートバンキング(PB)教育プログラム

JUGEMテーマ:資格取得


【関連記事】
プライベートバンカー(PB)資格試験の受験申込開始



       
コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック