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インデックスファンドでも分配金が出るものと出ないものがある

保有している日興アセットマネジメントの「年金積立インデックスファンド海外新興国株式」の「汎用累投再投資のご案内」がSBI証券から届きました。

今回の分配金は、1万口あたり10円です。
現在、この商品を1,001,694口保有しているので、分配金は
10円/10,000口 × 1,001,694口 = 1,002円でした。

ところで、インデックス型の投資信託では、分配金の実績がゼロ円となっているファンドも多いですが、今回の「年金積立」のように、分配金が支払われるファンドもあります。

私は、当初この違いをあまり気にせず、「分配金が出ても再投資コースを選んでおけば問題ない」と思っていました。

しかし、分配金の出ない場合と、分配金を再投資する場合には、同じインデックスに連動する商品を保有した場合でも、投資成果が少し異なります。

まず、分配金が出るファンドの場合には、分配金単価の分だけファンドの価格である基準価額が下落します。

そして、その分配金には所得税と住民税(現在は合計10%)が課税される(※)ので、再投資される金額は受け取った分配金の90%となります。
※元本の払い戻し(特別分配金)ではなく普通分配金の場合を前提とします。

購入時に自動再投資コースを選んでいる場合には、受け取った分配金は下落後の基準価額で再投資されるので、保有口数(数量)自体は増えますが、分配金のないファンドと比べると、再投資後の合計額は取られた税金の分だけ減ることになります。

例えば、1万口当たり基準価額9,000円のインデックスファンドを100万口持っているとします。

1.分配金が支払われないファンドの場合

・保有口数 100万口
・基準価額 9,000円(1万口当たり)
・保有総額 1,000,000口 × 9,000円/10,000口 = 900,000円

値動きがなかったとすると、決算の前と後で保有総額に変化はありません。

2.分配金が支払われるファンドで分配金を再投資する場合

<分配金支払前の保有総額> 
 900,000円 (1.と同じ)

<分配金支払後の保有総額>
・分配落ち後の基準価額(分配金を1万口あたり10円とします)
 9,000円 − 分配金10円 = 8,990円

・税引前分配金 
 10円/10,000口 × 1,000,000口 = 1,000円

・税引後分配金 1,000円 × (1 - 10%) = 900円 
となり、この900円が、分配落ち後の基準価格(8,990円)に対して買い付け(再投資)されます。

・再投資口数
 900円 ÷ 8,990円 × 10,000口 = 1,001口 です。

結果として、
・再投資分を合計した保有口数 
 1,000,000口 + 1,001口 = 1,001,001口

・再投資後の保有総額 
 1,001,001口 × 8,990円/10,000口 = 899,900円

(小数点以下は全て四捨五入しています)

ということで、分配金を再投資する2.の方が、分配金のない1.よりも保有総額は100円少なくなりました。

※単純に、分配金1,000円で10%税金が引かれるのだから、100円少なくなるのは当たり前ですが、投資信託の口数×基準価額、という仕組みを確認するために、まわりくどい計算をしました。

つまり、1.の方が、分配に伴う課税がない分おトクとなります。
正確には、1.では、将来の売却時まで税金がかからないのに対して、2.の方は分配金をもらうことで前もって少しずつ払っている、ことになります。

長期投資において、分配金をできるだけ出さないファンドの方がより投資効率がよいといわれるのはこのためです。

インデックスファンドを使って長期投資する場合には、信託報酬を含めた費用水準、ファンドの規模(残高)などだけでなく、分配金をどの程度出しているファンドなのかも、目論見書や過去の分配実績を見て確認しないといけないと思います。

参考まで、主な新興国株式クラスのインデックスファンドを例に取ると、直近決算における分配実績は次のとおりです。

・年金積立インデックスF 海外新興国株式 2012/11/16 分配金10円
・eMAXIS新興国株式インデックス 2012/1/26 分配金0円
・SMT新興国株式インデックス・オープン 2012/11/12 分配金0円
・野村インデックスファンド・新興国株式 2012/9/6 分配金0円

上記4社の中では、日興AMの年金積立のみが分配金を出しており、他社は出していません。
年金積立については、前回の決算でも分配金を出していますが、あまり気にしていませんでした。

新興国株式については、当初はeMAXISを買い増していたのですが、日興AMの方が信託報酬が0.5775%と若干低いため、最近は日興の年金積立に乗り換えていたところです。

証券税制の改正で、平成26年以降分配金の課税が20%に戻ることも考えると、やはり分配金を(今のところ)出していないeMAXIS(もしくは他社商品)も並行して購入していった方がいいかなと考えています。

ただ、これらのファンドも将来は分配金を出すことになるかもしれませんし、各ファンドをこまめにチェックしていく必要があると思います。

JUGEMテーマ:資産運用




       
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  • 2012/11/21 1:14 AM