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「横浜サカエ塾」の行動ファイナンスセミナーに参加しました

4/11に、一般社団法人バトンさん主催のセミナー「行動ファイナンスと消費者心理」に行ってきました。

講師は、オフィス・リベルタス代表の大江英樹さん。
確定拠出年金など企業年金の専門家で、今回のテーマである行動ファイナンスについても積極的に発信されています。

行動ファイナンスは、「人間は合理的に行動する」という経済学の前提を脇に置き、「必ずしも合理的な意思決定をしない普通の人間」が、どういった投資行動を取るのか分析するものです。
経済学に心理学の要素を取り入れたもの、ともいえます。
今後も同様のセミナーが予定されているので、ほんの一部だけ紹介します。
行動ファイナンスの代表的なモデルです。

<問1>次のうち、あなたはどちらを選びますか?
A:確実に100万円もらえるくじ
B:6割の確率で200万円もらえ、4割の確実で一銭ももらえないくじ


<問2>次のうち、あなたはどちらを選びますか?
A:確実に100万円取られるくじ
B:6割の確率で200万円の損失となるが、4割の確実で損失ゼロで済むくじ


多くの人は、問1ではA(確実に100万円もらえる方)を、問2ではB(損失ゼロで済むかもしれない方)を選ぶのだそうです。

しかし、実際の期待リターンを計算すると以下のようになります。
<問1> 
A +100万円 
B 60%×200万円+40%×0円=+120万円 
→ リターンが高いのはB

<問2>
A △100万円
B 60%×△200万円+40%×0万円=△120万円 
→ リターンが高いのはA

つまり、経済合理的には間違った選択を、無意識にしてしまうのです。

これは「プロスペクト理論」と言いますが、「もうけが出る場合はできるだけ確実に利益を取りたいが、損失が出そうな場合は賭けに出る」という心理によるものです。

自分も、過去に個別株やFXで、含み益が出るとすぐに利益確定してしまう一方で、含み損が出ると「そのうち戻るかも」という根拠のない期待でどんどん損が膨らみ、結局塩漬けになる、という経験を何度もしています。

プロスペクト理論以外にも、「アンカリング効果」や「同調伝達」など、行動ファイナンスの理論モデルはたくさんあるのですが、どれも私たち「普通の人間」が、モノを買ったり投資したりする場合に、つい取ってしまう非合理的な行動をとてもうまく説明してくれます。

世の中の人全員が完全に経済合理的な行動を取る、ということは有り得ませんし、合理的でないからこそ面白い人間社会ができあがっています。

ただ、お金の面で大きな失敗をしないためには、行動ファイナンスの考え方を頭の片隅に置いておくことはとても有効だと思います。

最後に、賢い投資家になるためのまとめとして2つのことが紹介されました。
1.心の命ずるままにならない仕組みを利用する
・毎月強制的にコツコツ積立投資(毎月強制的に)
・運用益を現金で受け取らない
2.参照値に惑わされず、価値を見極める
・自分の買値で判断しない、自分なりの基準を持つ

インデックス投資や積立投資は、自分なりのルールを設定して、感情の入り込む余地を与えない、という点では、優れた投資法です。

今のように相場が盛り上がってくると、ついつい短期的な売買に走りたくなりますが、自分の投資行動を見つめ直すいい機会になりました。

大江さんのお話は、講演やセミナーを数多くご経験なだけあって、難しい理論をかみ砕いて分かりやすく、ときおりユーモアも交えつつでとても聴きやすかったです。

他の参加者の方々の記事です。
"いい投資"探検日誌 from 新所沢>横浜サカエ塾 行動ファイナンスと消費者心理 大江秀樹氏

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー>行動ファイナンスのセミナーに参加してきました

バトンさんの「横浜サカエ塾」では、横浜と東京で、お金に関する幅広いテーマを扱う少人数のセミナーを開催しています。

リーズナブルな料金設定で、各分野の専門家の話が聞けますので、投資・マネー初級者の方にもおススメです。
一般社団法人バトン 横浜サカエ塾



       
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