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金(ゴールド)に投資する場合の為替リスク


Gold-Bars / digitalmoneyworld


金(ゴールド)の価格には、ドル建ての国際金価格と円建ての国内金価格の2種類があります。

金価格が「上がっている」「下がっている」と言う場合、それが国際価格なのか、国内価格なのか、意識する人は意外に少ないのではないでしょうか。

為替の影響を受ける国内金価格


日本国内で金に投資する場合には、純金積立にしろ、ETFにしろ、基本的に円建てで取引するため、投資のパフォーマンスは、ドル建ての国際金価格の上下に加えて、為替レート(ドル/円)の上下が影響します。

例えば、私も購入している国内の金ETF(SPDRゴールド・シェア、東証1326)の概要資料には以下の説明があります。

「当ETFのリスクには、金価格の変動リスク、外貨建て資産に投資することに伴う為替リスク、金市場の流動性リスクなどがあり、・・・」

円建てで金を買う場合、他の外貨建て資産と同じく、円高になれば国際金価格よりも下ブレし、円安になれば上ブレします。

※アメリカで上場している金ETF(海外ETF)を、日本の証券会社経由でドル建てで購入することもできます。
ただし、その場合でも、ある時点で円建てに換算すれば、投資損益は国内で金ETFを購入した場合と同一になるはずです。

為替が国内金価格にどの程度影響を与えるかは、下記のグラフが分かりやすいです。
三菱マテリアル ゴールドパーク 金データライブラリーより)


上図は昨年の7月下旬から約1年の金価格の推移で、青が国際価格、赤が国内価格です。
国際価格は、2012年の10月頃から下落し始めていますが、国内金価格は円安の影響で今年の2月頃まで上昇を続けたため、値動きが逆転しています。


円建ての国内金価格と分散効果


金を保有するメリットとして、「インフレヘッジ」や「株や債券との相関の低さによるリスク分散」などが言われます。
私も、他の資産の暴落時に、金が多少の支えになればとの期待で、少々の金ETFを保有しています。

しかし、円建ての国内金価格は、円高時には他の外貨建て資産(外国株式/債券など)と一緒に目減りし、円安時には一緒に上ブレしてしまうため、円ベースでの分散投資を前提とすると、リスク分散効果はやや弱まります。

もちろん、金は基軸通貨ドルの代替資産とも言われ、国際金価格そのものは、ドル高局面で下落し、ドル安局面では上昇する傾向にあるので、ドル安=円高のデメリットを相殺できる面もあります。

いずれにしろ、金に投資する場合の基本として、
・外貨建て資産としての為替リスクがある
・為替次第で、金価格と国内金価格の動きは大幅に異なる
・円建てを前提にすると金本来の分散効果が弱まる可能性もある

といった点は結構重要ではないでしょうか。

金価格と他の資産との相関度合のデータを見る場合も、それが国際価格なのか円建ての国内価格のどちらを指しているのか確認する必要があると思います。



       
コメント
またまた勉強になりました。

いずれ引用させていただくかもしれません。
  • コツコツ麻酔科医
  • 2013/07/11 11:32 PM
コツコツ麻酔科医さん、ありがとうございます。
金と為替の関係は自分もはじめはよく分かりませんでした。
関連の話題ありましたらぜひ使ってください。
  • shimo
  • 2013/07/12 8:53 AM
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  • 2013/07/18 6:36 PM