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異様に高い合格率をかかげる某スクールの宅建講座

平成25年の宅建本試験の合格率は15.3%でした。
宅建はやさしいイメージを持っている人も多いようですが、約6人に1人しか受からない結構な難関です。

そんな中で、合格率7割、8割を大々的に掲げて受講生を集めているスクールがあります。
日建学院と総合資格学院です。

この2社は、主に一級建築士の受験指導でシェアを争っていて、ライバル関係にあるようですが、宅建講座の合格率がスゴイです。

・日建学院 2013年 合格率76.6%
・総合資格学院 2013年 合格率82.9%

合格率15〜18%程度の宅建で、ケタ違いともいえるこれらの数字が、パンフレットやHPではデッカくアピールされています。
自分がこれから勉強する立場だったらつい申し込んでしまいたくなりますが、よく見ると注意書きにカラクリがありました。

・日建学院
※上記合格率、及び合格者数は、当学院宅建コースに在籍し出席率60%以上、模擬試験正答率60%以上の基準を満たした方の数値です。

・総合資格学院
8割出席、8割宿題提出、公開統一模試得点8割以上(の受講生合格率)

宅建レベルの試験ですと、本試験受験者のうち、あまり勉強していない記念受験の人や、会社に受けさせられている人、来年のためにダメもとで受ける人がかなりの割合います。
(経験上の話。受験申込したのに本試験をキャンセルしている人が申込者のうち約2割もいることからも、きちんと準備をしている受験生はそんなに多くはないはずです。)

宅建試験の合格率15%は、これらを全部ひっくるめた上での比率です。

一方、上記のスクールの合格率7割、8割以上という数字は、「模試正答率60%以上」「8割宿題提出」など、かなり本気で勉強した人たちの中での合格率なので、高くなるのが当たり前です。
高い受講料を払って、カリキュラムをこなし、模試まで受けた人たちなのですから。

むしろ、総合資格学院の「公開統一模試得点8割以上」なのに、合格率が83%(不合格者が17%)というのは全然アピールになっていません。
宅建の昨年の合格ラインは50点満点中33点で、過去をみても8割(40点)取れば間違いなく受かるレベルです。模試で8割(40点相当)取れたなら、本来ほぼ全員が受からないといけないはずですが、2割近く落ちた人がいるということは、模試の問題が悪かったということでしょう。

10年ぐらい前だと思いますが、大手資格スクール各社が、司法試験などで合格者占有率を不当に水増ししたとして公正取引委員会から指導を受けて以来、この手の宣伝は減ってきましたが、まだ一部には残っています。

日建学院、総合資格学院ともに、講座の完成度は高いので、素直に講座内容で勝負すればいいと思うのですが。。

資格スクールを選ぶときに、つい「合格実績」が気になりますが、あまり派手にアピールしている学校や通信教育は逆に割り引いて考えた方がいいかもしれません。



       
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