-->

categories

profile

ブログ内検索

archives

recommend

others

ブログパーツUL5

【記事訂正】小規模企業共済の前納減額金の計算方法

小規模企業共済の掛金前払いによるキャッシュバック(前納減額金)について、間違いが判明しました。

(以前の記事)
小規模企業共済から「前納減額金」がキャッシュバックされたが・・・

上記で、
・割引率は1000分の0.9とかなり低い
・小規模企業共済の前納制度はメリットがない

とお伝えしましたが、これには大きな誤りがありましたので、訂正させて頂きます。

再度、小規模企業共済の前納減額金の算定式をおさらいしますと、

前納減額金=掛金月額×0.9÷1,000×前納月数の累計
となります。

(出所)中小機構:小規模企業共済: 掛金を前納した場合、割引はありますか。

問題は、この式の最後の「前納月数の累計」の意味です。

中小機構のHPで、「前納減額金」で検索すると、同じく中小機構の運営している「中小企業倒産防止共済」の前納減額金の説明がヒットします。

中小機構:倒産防止共済: 半年分や1年分の掛金をまとめて払い込んだ場合、割引はありますか。

上記ページの図を引用します。(クリックで拡大)

(倒産防止共済のQAより抜粋)

前納月数の算定は3月締めとなっているため、年度をまたいでいる上図の例は分かりにくいですが、分かりやすく、4月〜翌年3月末分の12ヶ月分の掛金を年払いしたとすると、「前納月数累計」は次のとおりとなります。

前納月数:4月〜翌年3月の12ヶ月分
前納月数累計=0+1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11=66ヶ月 

確かに、中小機構から見れば、1年分の掛金を先に預かって、毎月の掛金に1か月分ずつ充当していくので、最初は11ヶ月分、次の月は10ヶ月分、さらに次は9ヶ月分・・・と預り金を運用できると考えれば、この式の意味も何となく理解できます。

具体的に、掛金50,000円の人が年払いした場合の減額金の計算例です。

掛金月額:50,000円
前納月数の累計:66ヶ月
前納減額金=50,000円×0.9÷1,000×66ヶ月=2,970円

なお、前納減額金は毎年3月末時点で5,000円を超えていないと払われません。
したがって、上記例では、さらにもう1年年払いすると、減額金が2,970円×2=5,940円となり、5,000円を超えるので、キャッシュバックされます。

この場合の割引率は以下となります。

前納掛金合計 50,000円×2年(24ヶ月)=1,200,000円
前納減額金 5,940円
割引率 5,940円÷1,200,000円=0.495%

決して高くはないですが、「前納のメリットがほとんどない」というのは間違いですし、そもそもの計算が全く違っていました。
申し訳ありません。

なお、先日お知り合いのFPさん主催の、小規模企業共済のセミナーに行ってきました。
そこで、小規模企業共済の盲点であり、一般に知られていないデメリット(掛金を減額した場合)について教えてもらったので、改めて書きたいと思います。




       
コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック