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横浜サカエ塾・ファンドマネージャー対談「吉野永之助氏×新井和宏氏」@鎌倉投信

横浜サカエ塾の企画で、吉野永之助さんと鎌倉投信新井和宏さんの対談セミナーに行ってきました。

吉野さんは、日本、海外で長い運用経験をお持ちで、外資系運用会社(キャピタルグループ)の日本代表、コモンズ投信のファンドマネージャーなどを務めた方です。

(吉野さんのブログ)→吉野永之助ブログ

セミナー前にまずは腹ごしらえ、ということで、ランチはナポリピッツァ協会認定の名店、由比ヶ浜の「Pizzeria GG Kamakura」で本場のピッツァ(ピザではないそう)を賞味。



それから雪ノ下の鎌倉投信本社へ向かいました。



対談には鎌倉投信鎌田社長も飛び入りし、バトン後田さんが進行。
セミナー前日の日銀緩和サプライズの件を皮切りに、現在と今後の運用環境について、個人投資家としての心構え、政治や経済全般まで、ざっくばらんに展開しました。



どなたの発言というわけではないですが、ピックアップしていくつかメモ。

・今回の金融緩和は、とうとうやってしまった、という感が強い。これで消費税10%は確度が高くなった一方、「出口」を見出すのが本当に難しくなった。
 とはいっても、「持たざるリスク」が大きい局面なので、個人もある程度リスク資産を持っておく方がよい。

・GPIFのアセットアロケーション見直しは、絶対にあってはいけない話。個人でも理由なく資産配分を見直してはいけないのに、GPIFが確たる根拠もないのにそれをするのは、国策とはいえひど過ぎる。

・最近の株式市場の性格は昔と大きく変わった。市場に入ってくるお金の量が増えているので、上がるときも下がるときも行き過ぎる。過去と同じやり方ではリターンを上げにくくなった。

・利益の成長力と、経営者の人間力の両方を備えた会社を選ばないといけない。

・大きい機関投資家を相手に1対1で契約を結ぶ投資顧問業に比べて、投資信託業務は本当に難しい。1万円の積立の顧客から、数億円のスポットの投資家まで、目的が異なる多くの投資家の満足度を同じように上げていくことが求められる。

・日本の金融機関(特に銀行、証券会社)の大きな問題は、誠実にお客さんの資産を預かり運用するという「受託者責任」の観念が欠けていること。

・ファンドが特定の企業への投資を増やせば、リスクも増えるので、最適ポートフォリオによるリスク最小化を目指すポートフォリオマネージャーと、投資したい会社を探し出すファンドマネージャーは、実は利益が相反する。運用していていつも葛藤するところ。

・物価は本来コントロールできるものではない。一旦インフレが始まったら、2%では止まらないし「ハイパー」インフレになるかもしれない。
 マーケットを人為的に操作することは絶対にできないし、間違っている。もしインフレを人為的に生み出せるなら、デフレが20年続いたはずがない。


それぞれ異なる立場で運用に長く関わってきた3人の率直なお話で参考になりました。
吉野さんの、海外経験20年に基づく視点(消費税に対する各国民の意識の違いなど)は、うなずくところが多かったです。

3人のお話を聴き、結局は、市場環境や政策の変化に振り回されずに、自分がいいと思える、信じ続けられる運用方法を継続することがベストかな、と感じました。
その方法は、人それぞれですし、自分に合ったやり方を見つけるには情報収集と経験も必要になります。


ところで、今回は、行けそうでなかなかチャンスのなかった、鎌倉投信の本社にやっとお邪魔できました。
自分も田舎出身なので、とてもノスタルジックでくつろげる空間です。まわりの環境や古民家の雰囲気もあいまって、何とも言えない空気感があります。

セミナー後は、お惣菜やおつまみを持ち寄り、懇親会。いつものお仲間や初めての方も交えて楽しい時間でした。



鎌倉にはぜひまたお邪魔したいです。

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