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新井和宏さん×西條剛央さん・特別出版記念講演会(「いいチームを作りましょうプロジェクト」第一回キックオフイベント)

新井和宏×西條剛央 特別出版記念講演会 | 本質行動学アカデメイア

6月24日に、めぐろパーシモンホールで開かれたイベントに参加しました。

先日、新著『投資は「きれいごと」で成功する』を出した、鎌倉投信の新井和宏さんと、
早稲田大学客員准教授で、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」などの活動を通して、「構造構成主義」を研究実践している、気鋭の組織心理学・哲学者、西條剛央さんのコラボです。

社会性(ソーシャル)と成果(経済性)の観点から、金融・経営とボランティア組織の接点を探る、という興味深いテーマ。




m@さんが詳しく記事にされています。
いいチームをつくりましょう キックオフイベントレポート(1) イントロダクション(大久保寛司さん) - "いい投資"探検日誌 from 新所沢

大久保寛司さんのファシリテーションに加えて、「ほぼ日」でお二人と対談している糸井重里さんも登場しました。
一緒に参加した仲間も2時間ではモノ足りない!と口をそろえる充実したイベントでした。

印象に残った部分をいくつか。

・金融工学も心理学も統計や数字がベースにあるが、数字だけでは社会や人間のことは解明できない。数字で測れない部分に大事なものがある。「いい会社」は統計的に見れば外れ値かもしれない。

・「社会性と経済性の両立」という理念は、同業他社には全否定されたが、お客さんは欲しいと言ってくれた。ここまで鎌倉投信が支持されるようになったのは、世の中がゆっくりゆっくり、しかし着実に「社会性」を重視する方向にシフトしているから。

・お金は大事だが、お金だけでは幸せになれない。社会が豊かに、こころが豊かになって初めて幸せになれる。鎌倉投信は欲の拡大ではなく幸せの拡大を追求する。

・状況と目的次第で、最適な方法は変わる。大事なのは「何のためにそれをするのか」「何が一番重要なポイントか」=「本質」を共有すること。具体的な方法論はその後。既存の企業や組織は、これが逆になってしまっている(方法論ばかり議論して目的や本質を見失ったり、状況が変わっても先例にこだわるetc..)。

・人間の本質は他者から「肯定されたい」という気持ち。他人への「肯定」と「応援」がベースにある人は、まわりからも愛され、評価される。
 大久保寛司さんも言っていたと思いますが、全く別分野の西條さんと新井さんの共通点の一つはこの「他者の肯定」から入るところかもしれません。

最後に、糸井重里さんが壇上に上がり、「鎌倉投信から投資されるような会社になりたい」ときれいにまとめていました。

なぜ10万人がリーダーに頼らず自律的に動けたのか?──未曾有のボランティアチーム「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の挑戦 | ベストチーム・オブ・ザ・イヤー

「いいことをする会社」が「きちんと、もうかる」時代の会社やお金や投資の話。 - ほぼ日刊イトイ新聞 (糸井さん、西條さん、新井さんの対談)

西條さんの話は初めてでしたが、学問を実際の社会で積極的に実践していることや、多くの人たちを巻き込むリーダーシップに共感しました。

チームの力: 構造構成主義による”新”組織論 (ちくま新書)
西條 剛央
筑摩書房
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「構造構成主義」は、現象学、記号論などがもとになっていてそれ自体は難しい思想ですが、この本では、実際のチーム、組織、マネジメントの話に落とし込んでいるので、分かりやすいですね。
現象学の竹田青嗣さんの本は読んだことがあるのですが、「関心相関性」という考え方は、少しつながる感じもしました。

特に、ベースとなる「方法の原理」は、日々の仕事、人間関係・・・に広く役立つ思考法だと思います。




       
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