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個人事業主のパソコン購入仕訳(20万未満の一括償却と30万未満の少額減価償却資産)

仕事用のPCを買い替えました。独立して9年目、次が3台目になります。
いつもと違う、個人事業主・フリーランスの経理メモです。





10万円を超える備品は、取得時に全額経費にはできず、資産に計上して減価償却が必要です。
30万円未満の資産の減価償却方法としては、大きく2つの制度が使えます。

1.10万円以上20万円未満のもの → 「一括償却」

2.10万円以上30万円未満のもの → 「少額減価償却資産の特例」


以下は、平成28年5月現在で、国税庁やネットの情報をもとにまとめています。(100%正確でない部分があるかもしれません。)


1.10万円以上20万円未満は「一括償却資産」として3年均等償却OK


●購入時
 買ったパソコンを一旦は資産として計上します。
 一括償却資産 150,000 / 事業主借 150,000

※貸方は支払方法により「現金」や「普通預金」となります。私はカード払いなので「事業主借」です。
※借方の「一括償却資産」は、「工具器具備品」など通常の固定資産勘定科目でもOK

●決算時(購入した年の12月31日)
 取得価額の3分の1を減価償却します。
 減価償却費 50,000 / 一括償却資産 50,000
 以下、2年目、3年目にも3分の1ずつ償却し、3年間で簿価はゼロになります。

「一括償却」というと全額経費にできる的なイメージですが、そうではありません。一括償却=3年と覚えればいいと思います。

3/1ずつ均等に減価償却するので、通常の耐用年数より早く償却できる、処理が単純というメリットがあります。さらに、償却資産税の申告(後述)がいりません。

なお、20万円または30万円以上か未満かの判断を税込と税抜のどちらとするかは、自分が税込経理と税抜経理のどちらを採用しているかによります。自分も消費税課税事業者で、税込経理しているので、取得価額は税込価格です。
開業したてなどで免税事業者の場合は、税込で判断するそうです。


2.10万円以上30万円未満なら「少額減価償却資産」で全額その年の経費にできる


青色申告している個人事業主が使える特例です。
30万円未満なら、「少額減価償却資産」として、100%その年の必要経費として計上できます。

●購入時
 一括償却資産の仕訳と同じく、購入時は資産計上します。
 工具器具備品 250,000 / 事業主借 250,000

●決算時
 取得価額全額を減価償却費に振り替えます。これは「即時償却」というそうです。帳簿上、当期に全額経費となり、資産は翌期に引き継がれません。
 減価償却費 250,000 / 工具器具備品 250,000

少額減価償却資産の特例の方が、一括償却よりも節税効果は大きくなります。

ただし、一括償却と異なり、土地建物以外の固定資産に課税される償却資産税の申告が必要です(パソコン程度でちゃんと申告している人がどこまでいるのかは不明。資産があっても150万円未満は非課税です。)

(参考)固定資産税(償却資産)について
少額資産は申告の対象になりますか(東京都主税局)


結論


今回は税込18万円ちょっとのPCで、自分は青色申告しているので、1.2.どちらの処理も可能ですが、償却資産の申告不要という手軽さを重視して、1.の一括償却でいこうと思います。

一般的には20万円超える場合には、2.「少額減価償却資産の特例」を使うケースが多いのかもしれません。

全体的には、下記を参考にしました。
国税庁タックスアンサー No.2100 減価償却のあらまし
一括償却資産・少額減価償却資産・固定資産の違いを徹底解説|経理・税務の基本知識
少額減価償却資産の特例が個人事業主にもたらす恩恵は?


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