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WIREDの「いい会社」特集で「いい会社」を再考する

先日お知らせした「WIRED VOL.23」読みました。失礼な言い方になりますが、予想していたよりかなり充実していました。

目当ての鎌倉投信だけでなく、海外のGood Companyの取り組みが参考になりました。「社会性と事業性の両立」の意味がよく理解できる特集です。



鎌倉投信のパートでは、「いい会社・その条件」とのテーマで、投資先6社と、究極の「いい会社」と言われる伊那食品工業が登場しています。

ヤマトホールディングス山内社長との対談では、本業を通じて地域の社会課題を解決する「プロジェクトG」も紹介されています。「結い2101」の投資先の中では数少ない大企業のヤマトに、なぜ鎌倉投信が投資しているのかよく分かる対談です。

さらに、鎌倉投信の投資先企業を、次の5つの要素から紹介しています。
1.DEMOCRATIC(人を大切にする
 ・・・未来工業
2.DIVERSITY(一人ひとりの個性を力に変える)
 ・・・ハーツユナイテッドグループ
3.EDUCATION(人が育つための場所である)
 ・・・エー・ピーカンパニー
4.SUSTAINABILITY(持続可能な社会をつくる)
 ・・・トビムシ
5.WIN-WIN-WIN(かかわるみんなが「勝つ」)
 ・・・日本環境設計

この5つから分かる通り、鎌倉投信の考える「いい会社」=「人を大事にする会社」であり、「地域や環境を大事にする会社」です。

ベースにあるのは、利益は会社の目的ではなく、会社にかかわる人たち(従業員、顧客、地域・・)を幸せにした結果もたらされるものという考え方だと思います。
会社が社会に貢献し、持続的に成長してこそ、株主も長期的に恩恵を受け、さらによい社会のために再投資できます。

このような文脈では、社会性と事業性はトレードオフではなく、新井さんのコメントのとおり「社会性と事業性に共通のヴェクトルを見出せる会社が生き残って」いくはずです。

日本には昔から「三方よし」の考え方がありますが、本誌では、欧米の動きがたくさん紹介されています。
一番興味を持ったのは「B-Corp」です。「B-Corp」は、ペンシルベニアのNPO「B Lab」による、「いい会社」の認証制度です。

(参考)B Corporation(Bコーポレーション)とは | Sustainable Japan
環境、社会に配慮した事業活動を行っており、アカウンタビリティや透明性などB Labの掲げる基準を満たした企業に対して与えられる民間認証です。「B」は「Benefit(ベネフィット:利益)」を意味しており、環境やコミュニティ、従業員といったステークホルダーに対する利益を指しています。」(上記サイトより)

日本でも、鎌倉投信のような取り組みや、個別のアワード(ex. おもてなし経営企業選)はありますが、B-Corpのような会社そのものの認証制度はおそらくありません。

B-Corp認証を受けた代表的な企業としては、パタゴニアや、ベン&ジェリーズなどがあります。
まだ大企業は少ないですが、ユニリーバのCEOが2015年のダボス会議でB-Corp認証について言及して話題になったとのこと。日本でも同じような仕組みが欲しいですね。

最後に、マイクロファイナンスNPO、KIVAのジュリー・ハンナさんの印象的な言葉を引用。

「社会的意義と利益を同時に実現させることがビジネススキルと見なされる世界、企業が社会にとってどれほど貢献できるかを競い、それによって企業がこの世の中で最良の存在になれる世界が、すぐそこまで来ているのです。」


自分も微力ながら「いい会社」に投資を続けていきたいです。




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