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認定NPO法人テラ・ルネッサンス設立15周年記念イベント(東京・11/12)(その3:パネルトーク&鬼丸昌也さんスピーチ)

認定NPO法人テラ・ルネッサンスの15周年記念イベント。
最後のパートは、創設者・鬼丸昌也さんの進行で、理事長・小川真吾さんと、各事業担当者のパネルトークと、鬼丸さんのまとめスピーチでした。

前半の模様はこちら。
認定NPO法人テラ・ルネッサンス設立15周年記念イベント(東京・11/12)(その1:事業活動報告)
認定NPO法人テラ・ルネッサンス設立15周年記念イベント(東京・11/12)(その2:トシャ・マギーさん講演)




パネルトーク「テラ・ルネッサンスの今までと、これから 〜事業体から運動体を目指して〜」


(ファシリテーター)
・鬼丸 昌也さん(理事・創設者)
(パネラー)
・小川 真吾さん(理事長)
・江角 泰さん(アジア事業)
・吉田 真衣さん(理事・大槌刺し子)
・栗田 佳典さん(啓発マネージャー)

(以下、敬称略)

<活動を通じて学んだこと、大事にしていることは?>

(江角)相手を変えようとする前に、支援を行う側がまず変わること。こちらが本気であることが相手に伝われば、必ず変化が起きる。

(小川)援助の世界はとかくアカデミックになりがち。しかし実際の現場はもっとダイナミックだし、理論が一律に当てはまるわけではない。相手には相手なりの理屈があるので、こちらからは見えていない家族や地域、社会的なつながりなどの様々な背景事情を理解することが大事。


<オーダーメイドとオーナーシップを重視するとしても、相手(支援者)の希望を何でも聞いてあげるわけにもいかない。そこはどのように考えるか?>

(小川)援助は子育てと似ていると思う。自立を促しながらしつけるべきところはきちんとする、そのバランスが大切。ただ、少なくともアフリカに対する従来の先進国の援助は、「アフリカ=劣っているから教えてあげないといけない」というパターナリズムに染まっている。もっと現地の人達の価値観を考慮する視点が(特にアフリカでは)必要。


<(大槌刺し子プロジェクトについて)国内と海外の支援で共通して大切と感じたことは?>

(吉田)運営面では、現地のスタッフを「信じること」が一番大切。支援の面では、テラルネが目指す「自立と自治の促進」は国内でも全く同じ。震災以降も人口流出が進む大槌で、現地に残る高齢者の自立をどうやって支援していくかが課題。

(鬼丸)本来は支援先の地元の人達が自分たちの力で解決できるはずだが、何らかの事情でそれができない場合に、サポートするというのが基本的な考え方。自立=「孤立」ではない。自立とは、むしろ多様な依存先、関係性を増やすこと


<(啓発事業について)どうして「啓発」が必要なのか?>

(栗田)社会を変えるには、起きた課題に対処することだけでなく、課題を事前に予防することが大切。(学校での講演も多くしているが、)伝えることを通じて、「自分たちも世界を変えられる」と気づいてもらいたい。今後は、企業との協働や、海外での啓発にも取り組みたい。

(鬼丸)課題を知ることはショックであると同時に希望でもある。なぜなら、知ることをきっかけに、その人が消費行動や投票行動を通じて、自分にもささやかでも社会を変えることができると気づくから。

(小川)問題を解決し、テラ・ルネッサンスが必要なくなることこそがゴール。今の先進国の援助は、「援助のための援助」になっている。本来あるべき支援のカタチを、啓発活動を通じて日本にも伝えていきたい。

小川さんの対アフリカの援助論は興味深かったです。

課題解決のために、社会の変化に合わせて柔軟に対応し続けると同時に、常に自らアクティブに社会に働きかける組織=「運動体」であり続けてほしいと思います。




鬼丸昌也さんスピーチ


イベントの締めくくりは、これから15年のテラ・ルネッサンス像を示す、鬼丸さんのビジョナリーなスピーチでした。

・今後も、テラ・ルネッサンスは、「全ての生命が安心して生活できる社会」の実現というビジョンに忠実に、問題そのものの解決を目指していく。

「支援」「啓発」「政策提言」という3つの柱に今まで以上に注力する。
「支援」=人を変える、「啓発」=心を動かす、「政策提言」=仕組みを変えること。啓発事業はすでに海外でも取り組み始めている。NGOとして、制度整備に向けての提言も重要な役割。

・今後15年(〜2031年)までの中期目標として「世界中の子どもたちが紛争に巻き込まれない社会の実現」を掲げる。そのために、テラ・ルネッサンスは、市民、企業、政治、行政、全ての人と連帯していく。

・「全ての現実は理想から生まれる」。みんなが無理だと思うようなことも、まずは誰かが思い描くことから始まる。




イベントを終えて


私はテラ・ルネッサンスのファンクラブ会員になってまだ2年で、15年の歴史のうち知っているのはごく一部です。

今回のイベントを通して、「自立と自治」「オーダーメイドとオーナーシップ」「ひとりひとりにできる役割がある」という、テラルネの理念を改めて理解できたと同時に、それらの理念が、組織の中で国境や立場を越えてきちんと浸透しているなと感じました。

また、現地で活動している職員さんや、京都の本部で頑張っているインターン、フェローの人達と交流できたのもよかったです。次の節目は20年?かもしれませんが、ますます拡大することを願っています。

寄付者としても、自分たちの託したお金が、社会的なインパクトとなって表れていることが具体的に分かりました。

NPO界隈では、12月の寄付月間に向けて準備が進んでいます。
寄付やボランティアは、実はする側にも学ぶことが多いし、(お金ではない)リターンがたくさんあるということが、日本でももっと理解されればいいなと考えながら、レポを書きました。

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