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鎌倉投信(結い2101)運用報告会(2017年5月)

5月26日に、鎌倉投信本社で行われた運用報告会に行ってきました。
4月が満席になってしまい、5月の部にずらしました。

運用責任者・新井さんより、2016年度1年間のファンドの運用報告と、投資先企業のトピック紹介の2部構成でした。



結い2101の運用状況


2017年3月末時点の数字です。

・純資産総額 263億円(前年比+15%)
 ※2017/5末現在 275億円
投信まとなびでチェックしたところ、昨年の8月に7億円、12月に3.6億円の資金流出があり、解約もそれなりにあったようですが、基本的には流入傾向が続いています。

・口座開設者数 16,709人(前年比+7%)
 うち定期定額購入(積立)9,633人(約57%)
一昨年は、2015年5月のNHKプロフェッショナルの放送効果で、純資産、顧客ともに大幅に増えましたが、それも落ち着きました。

・組入企業数 61社(うち非上場6社)
毎年5〜6社ずつ増えています。
年間何社組み入れると決めているわけではありませんが、今後もそのぐらいのペースが目安です。3つの投資テーマ「人」「共生」「匠」のバランスにも配慮

なお、開示基準に達していない非公開の企業が2社あります。
※結い2101は、目標配分比率(純資産総額の1.3%)の6割(現在の純資産総額では約2億円)まで買付けた段階で企業名を開示します。先回りの買いが入って株価が上昇するのを防ぐため。

・サクセスホールディングスの全売却完了
受託保育や保育園運営を行う、サクセスホールディングスを全部売却しました。
2015年のジェイコム(現ライク)のTOB以降、経営体制の変更と社長(野口洋さん)の退任により、鎌倉投信が評価していた自然との「共育」(ともいく)を軸とする経営が引き継がれなくなったためです。

結い2101は投資先企業が「いい会社」であり続けると判断できなくなったような事情変更がない限り売却しません。野口さんがサクセスに入社する以前の過去からの経緯も含め、かなり詳細に説明がありました。野口さんはサクセス退任後、トビムシの代表に就任しています。

・株式比率
昨年度1年間は、リスク(基準価額のブレ)が低減傾向だったので、キャッシュ比率が減り、株式比率が増えました。
(参考)株式・債券比率
2016年3月末時点 57.4% → 2017年4月末時点 61.8%

・新たなポートフォリオマネジメント手法の検討(マイナス金利対策)
結い2101は、年率リスク10%以内を目標に運用しており、一般的な投資信託に比べて現金比率が高いのが特徴です。
したがって、マイナス金利の幅が拡大するとパフォーマンスに悪影響が及びます。去年の運用報告会では、この影響を抑えるため、無利息金銭信託を使う話がありました。

これに加えて、現在、リスクを抑えつつ株式ウェイトを増やすポートフォリオ管理を検討しています。
具体的には、企業ごとの株価特性の違いを踏まえ、ボラティリティーの高い業種や銘柄の保有割合を減らし、低い銘柄の保有割合を増やすなどです。今までの等金額配分を変えることになるので、デメリットも含めて研究中です。
結いだより86号(PDF)で解説があります。

・パフォーマンス
R&Iのデータに基づく、2014年4月〜2017年3月(3年間)の指標です。

リターン 5.9%(329位/347本)
リスク 7.6%(2位/347本)
シャープレシオ 0.78(53位/347本)

現金比率が高いので、上昇相場でリターンが劣るのは承知です。3年シャープレシオはまずまずです。




投資先企業の近況


「社会形成」の観点から、投資先企業の近況についてトピックの紹介がありました。

・トビムシ
本体が初めて黒字化したとともに、3つの事業会社(西粟倉・奥多摩・飛騨)のうち西粟倉・森の学校も黒字化したそうです。
トビムシ本体は、八女、内子、魚沼、北海道の占冠などで、地域づくりのコンサル業務をやっています。地方創生ブームのご時世、各地から引く手あまただそうです。竹本さんとサクセスを退任した野口さんの2トップで動いています。

・ベルグアースとマイファームの提携
もともとつながりの深い農業分野の2社が事業提携しました。投資先同士のつながりやシナジーが生まれるのは、受益者としてもうれしいことです。

(参考)ベルグアース、マイファームと業務提携「松山市近郊に体験農園を開設」「全国のマイファーム体験農園に種・苗・資材を供給」(ベルグアースのリリース、PDF)

・ヤマト運輸の未払い残業代問題
世間を大きく騒がせたこの問題ですが、鎌倉投信としては、まだ実態の全貌が見えないことと、組織改革も含めた会社側の対応が十分かどうか分からないので、4月以降は追加の買付は止めています。

トラブルが起こったからといってすぐ売ってしまうのは長期投資ではありません。不祥事や問題が発生した時にどう対応できるかこそ、企業の力が問われる局面です。運用会社として、対話しながら本当に「いい会社」であり続けられるかを見極めていくスタンスです。

運用の現状だけでなく、将来的に考えていることも含めて、いつも分かりやすく説明頂けて感謝しています。

新緑の時期、すがすがしい鎌倉でした。

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